• 茨城県常総市で業務用生中華麺(生ラーメン)を製造している平塚製麺所

麺作りにおいて、季節の変わり目はとても気をつかう時期。

その理由は麺生地が気温と湿度、天気に影響を受けるから。

季節の変わり目では、その日によって春のように暖かかったり、冬のように寒かったり、気温が変わり安定しません。

気温が上がってくると、冬の麺の作り方から、春の麺の作り方に変える必要があるのですが、この見極めがその日によって難しい。

具体的に言うと、生地の温度管理の方法を変えるのですが、これを見誤ると狙った状態の生地にすることができなくなります。

分かりやすく言うと、同じ小麦粉に、同じかん水の量を入れてこねても、生地の仕上がりが違ってくるということです。

夏なら夏、冬なら冬と季節が安定した方が、麺作りには適しています。

私たちの工場では、他の大手メーカーさんのように、ボタン1つで全自動大量生産できる機械は一つもなく、そのつど手作業で機械を操作します。

そして最後には、人の手で生地を確認して仕上げます。手間はかかりますが、お客様の要望に応え、細やかに麺を作るためには必要なことなのです。

これが私たちのような地元の小工場の強みでもあります。

このことは以前にも、同じようなことを書いたような気がしますが。

1年中同じように麺を作っているようでは、良い麺はできません。私たちの製麺所では、長年積み重ねた経験による、製麺のノウハウがありますので、安定した麺をつくることができます。

というわけで、1年を通しておいしい麺を作るのは簡単なことではなく、季節の変わり目は特に神経を使う時期なのです、ということが言いたいのでした。

それではまた。